DENTSU LIVE | 電通ライブ

キヤノングループの目指す方向性を示す場として、2000年から5年に1度開催してきた「Canon EXPO」。コロナ禍で様々なイベントが延期したことにより、8年ぶり5回目となる展示会となった。
電通ライブはリアル会場の企画・設計施工・展示コンテンツ制作・運営に加え、オンライン会場の制作を担当。幅広いパートを横軸で連携しながらプロジェクト推進することで、展示会全体での最適化を図った。
 

■リアル展示

8年ぶりの開催となる本展示会では、最新の製品やサービス、それを支える技術、社会へ貢献するソリューションを展示するだけでなく、ホリスティック（複合的）な開発環境、そしてそこから生まれる新領域への展開を示唆することが求められた。
それらの関係性をコンセプチュアルに体現すべく、会場を大きく4つのゾーンで構成、明確に区画を分けながらも、それぞれのゾーンの関係性が分かりやすい計画を目指した。

コアコンピタンスの丘：キヤノンが提供する最新の製品展示を４つの産業別グループごとにラインナップ。

ソリューションの広場：4つの産業別グループから生まれた製品やサービスが実際の社会や暮らしの中でどのように役立つかを紹介。

ホリスティックの森：キヤノンの進化の原動力である多彩な基盤技術、およびそれらを相互に複合的に組み合わせるホリスティックな開発環境を紹介。

シナジーの泉：基盤技術を組み合わせることで生まれた「テクノロジーサンプル」を紹介。
 

■オンライン展示

数百点に及ぶリアル会場での展示内容をどうやってわかりやすく伝えるか、またオンライン上での体験性をどのように高めるか、という2軸の課題を持って全体を設計。
これを実現するために、リアル会場での展示内容をオンラインでもわかりやすく伝える伝達型コンテンツと共に、オンラインで楽しませることに主眼を置いたオリジナルコンテンツを展開。リアル展示終了後の波及を目指した。