2017/07/26
「物質」がコミュニケーションをつくる、真のマルチメディア世界:落合陽一(後編)
DENTSU LIVE | 電通ライブ
■東京モーターショーの背景
日本最大の基幹産業である自動車産業は、現在、大きな変革の最中にある。
来たるCASE時代に合わせて、「モビリティ産業」へと移行しなければならないからだ。
もちろん、業界の象徴である東京モーターショー(TMS)も例外ではなかった。
しかし、東京を始め、世界中のモーターショーの来場者数は年々落ち込んでおり、
世論においても、モーターショーは、「時代遅れ」とみなされていた。
TMS2019最大の狙いは、単なる「自動車展示会」から、「誰もが未来のモビリティ社会を楽しめるテーマパーク」へと概念ごと変えることであった。
■新たなシンボルを創る
そこで、TMSの新たなシンボルとして“CONTACT”を提案。
まさに未来モビリティの主役であるドローンを主に、宇宙への旅に没入するエンターテイメント体験は、世界的にも極めて斬新なものに。
■豪華クリエイティブチームの結成
企画当初より、「ULTRA JAPAN」「STAR ISLAND」を手がけてきた小橋賢児氏をクリエーティブディレクターとして、招き入れた。
ドローンは、世界最先端のテクノロジーを誇るインテル社のシューティング・スターを採用。
電通ライブは、電通と共に、TMS2019全体設計の一環として、当イベントの企画から、実現に至るまでのプロデュース業務全般を担った。
小橋氏率いる日本の豪華クリエイター陣と共に創り上げていくコンセプトや演出を、いかにドローンで再現していくのか。また、より没入感を高める為に、映像、3Dサウンド、レーザー、ライティングを、いかにドローンと掛け合わせていくのか。
インテル社とも細かい擦り合わせを行いながら、綿密に制作を進めた。
日本最多である500機(実施当時)ものドローン・エンターテインメントを、
大都会の中心で行うという前例のないプロジェクトは、このチームでなければ完遂できなかった。
■生まれ変わった東京モーターショー
TMSのオープニングを飾るイベントとして、これまでの自動車という2次元移動の枠を超え、未来のモビリティ社会が秘める無限の可能性を表現した。
東京周辺の高感度層15,000人の他、500人以上のインフルエンサーが来場し、
“CONTACT”の感動を拡散。
TMS全体としても、前回比較で、SNS投稿数3倍、フォロワー数640%増、来場者数131万人(+70%)を獲得した。
第6回JACEイベントアワードにて、日本イベント大賞である「最優秀賞 経済産業大臣賞」を受賞
※“CONTACT”は、国土交通省東京航空局、海上保安庁第三管区海上保安本部東京海上保安部、東京都港湾局等による許可、承認、指導の下、実施したものです。
ダイジェストver.(1m)
ダイジェストver.(2m)
フルver.
一般社団法人日本自動車工業会
2019年10月24日(木)~2019年10月27日(日)
お台場「夢の大橋」上空
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