DENTSU LIVE | 電通ライブ

まわり、まわって。Vol.8 shuntaro氏
『写真と映像の、まわり。』

  • March / 19 / 2025

ハロー、みんな。ライブちゃんだよ。
新しい感動づくりのヒントを見つけるため、広告やイベントからちょっと外れた「まわり」のヒトやモノやコトに出会う旅を続けています。

今回は、『写真と映像の、まわり。』を探ってみるよ!
ゲストは、写真と映像を中心としたcreative studio「bird and insect」の代表で、フォトグラファーやイメージディレクターとしてマルチに活躍するshuntaro(シュンタロウ)さん。第七回目のゲスト、日山豪さんの“気になる「まわり」の人”です。

shuntaroさんは、大学で建築を学んだのち、広告系制作会社のアシスタントとして撮影や写真の合成などを約1年経験し、フォトグラファーとして独立。スキルを映像にも拡張し、現在は広告の写真や映像制作を中心に数多くのクリエイティブ案件を手がけています。

どんな「まわり」が広がるのか、とっても楽しみ!
それでは、「まわり、まわって。」スタートです。

 

 

雑誌に囲まれて育った幼少期。学生時代に建築から写真の世界にシフトチェンジ

 

――写真と映像の両方で活躍されているshuntaroさん、いつ頃から現在の道を志すようになったのですか??

shuntaro:もともとは建築家を目指して、京都の大学で建築を学んでいました。父がマガジンハウスのカメラマンで、雑誌が溢れているような家で育ったんだけど、特に『カーサ ブルータス』が好きで、デザインや建築など幅広く学べる大学を探して、京都工芸繊維大学造形工学科に進学したんだ。

でも、建築のように完成まで時間のかかるものは、自分に向いてないんじゃないか、と思うように。インテリアの道も模索したんだけど、最終的に写真に辿り着いて、写真家の先生のゼミに入ったよ。

――出会う人によって、人生変わるよね~!でも、なんで写真だったの???

shuntaro:決め手は「即時性」かな。建築やインテリアは完成までに時間がかかるけど、写真は結果がすぐに出る。デジタル化でフィードバックも早くなったし、僕の性格にも合ってるなって。

 

――なるほど~!大学卒業後は、どのようなキャリアを選んだの???

shuntaro:写真の合成や補正、いわゆるレタッチを請け負う広告系の制作会社に就職したんだ。フォトグラファーは社長とその息子さんだけで、大半の撮影は外注していたんだけど、入社まもなくの頃から、僕もレタッチ業務と並行して商品撮影とか撮影アシスタントを任されるようになったんだ。

新人ながら、いろいろ経験させてもらったんだけど、かなり多忙で1年くらい経った頃、過労で体調を崩しちゃって。異常な高熱で病院に行ったら、体内の炎症を示す数値が基準の約30倍で、会社員としての生活に限界を感じて、退職を決意。それからフリーランスのカメラマンに転身したんだ。

――フリーランスになってから、どうやって仕事を増やしていったの??

shuntaro:カメラマン経験も浅いからクライアントとのつながりもなくて、mixiの掲示板で仕事を探すことからはじめたよ。1回3000円で交通費・駐車場代込みの撮影とか、本当に安価な仕事からスタートしたんだ。そこから徐々に仕事の幅を広げて、カタログ撮影とかもやるようになっていったよ。

 

フリーランス時代の作品

 

東日本大震災をきっかけに、イギリスの大学院に留学

 

――すごいなぁ!苦労しながら、順調に実績を積み上げていったんだね。

shuntaro:実はそうでもなくて、それまで少しずつ仕事が増えていたんだけど、2011年3月の東日本大震災で仕事が中断になるケースもあって。この経験から、ひとつの国に依存するリスクを痛感したよ。

――最近だとコロナ禍が記憶に新しいけど、東日本大震災も経済活動がストップしたよね……。リスクを感じて、どんな選択をしたの??

shuntaro:震災を機に、もう一度将来を真剣に考えて、イギリスの大学院で写真を学び直すことにしました。

――遠慮せずに聞いちゃうけど…、英語とかお金とか、どうしたんですか???

shuntaro: 英語の読み書きはできたんだけど、会話はほとんどできなくて。でも、留学するには英語力証明テスト「IELTS(アイエルツ)」で、一定程度の点数を取らないといけなくて、しばらく予備校に通ったよ。留学費用は祖母に借りたり、両親にも色々お世話になったので、とても感謝しています。

――行動力がすごいな~~~!なんでイギリスの大学院を選んだの??

shuntaro:いくつか受検した中で受かったところのひとつだったんだよね。好きなフォトグラファーが講師をしているのが決め手だったんだけど、実際にはその方は名前だけで、一回も講義を受けられなかったんだ(笑)。でも、実際に教えてくれた先生はすごく優秀で、内容はとても良かったよ。

 

イギリスの大学院で学んでいた時代のshuntaroさん

イギリスの大学院での卒業制作

 

――そんなことがあるんだ(笑)!卒業後に、イギリスではなく、日本での活動を選んだのはなぜ??

shuntaro:イギリスよりも、これからはアジアがおもしろそうだと思ったんだ。というのも、大学院には台湾やインドからの留学生が多かったんだけど、学習意欲が高いし、それぞれの国の話を聞くと活気があふれているなって。

イギリスで働く選択肢もあったんだけど、ヨーロッパは全体的に良くも悪くもクリエイティブが成熟しきっているから、その中で自分のポジションを確立することに魅力を感じなかったんだ。だから、アジア進出を視野に入れて、日本で活動することに決めました。

 

映像制作チーム結成。「前のめりな提案」で掴んだ評価

 

――現在、shuntaroさんが代表を務める「bird and insect」の原型となるチームは、帰国後に立ち上げたと聞いたよ。

shuntaro:そうそう。フリーランスのフォトグラファーとして活動を再開しながら、自分で映像を撮ったり、映像制作を依頼されたりすることが少し増えたんだ。これからは映像の時代だなと感じるようになって、本格的に仕事にしてみたいなと。それで、自然発生的に僕と、大学の先輩で映像会社に勤務していた奥村さん、あとカメラを設計する仕事をしていた林くん、この3人で写真と映像の両方を手掛けるようになりました。

最初は会社にすることは考えてなくて、何か面白いことをしたいねっていうノリだったんだけど、ありがたいことに依頼が増えて、チーム編成から約2年後の2016年にbird and insectを設立したんだ。

――へ~~~!ちなみに、どんなお仕事でブレイクしたのかな??

shuntaro:ひとつは、横浜の町工場が集まって、助成金を得てミラノサローネに出展するプロジェクト「YOKOHAMA MAKERS VILLAGE(YMV)」の仕事。僕は、出展に向けたプロモーション映像の制作依頼をもらったんだ。

当初は、参加企業複数社をそれぞれ紹介する映像をつくりたいという依頼だったんだけど、それだとミラノサローネで注目されないだろうなって思って、僕から映像のアイデアを提案させてもらったんだ。

もともと建築やデザインの分野にいたから、ミラノサローネがどういう場所で、どんな人たちが来るのか知っていたのと、技術からプロダクトができていく様子を魅力的に表現する方が、個別の企業を総括的に紹介するよりも興味を引けるんじゃないかなと。結果的にその企画案が通って、完成した映像は高い評価をもらえて、いろんな仕事に繋がっていったよ。

それまでは、依頼された仕事に応えるっていうスタイルだったんだけど、この経験を通して、自分たちから提案することの大切さを学びました。

 

YOKOHAMA MAKERS VILLAGE 「FLOWER METAL」(2017年)

 

shuntaro:もう一つは、「クリエイターEXPO」っていう映像、ゲーム、音楽、マンガ、イラスト、写真などを手掛ける人が出展する展示会でブースを出したことかな。友達に勧められて出展したら、多くの出会いがあったんだ。今も仕事をさせていただいているクライアントのCASIOさんやYamahaさんも、実はこの展示会で出会ったんだよね。

簡易机やパイプ椅子を使ったブースがほとんどだったんだけど、ちゃんとしたブースを作って、モニターで映像を流して、きちんとデザインされた冊子やポスターも用意したんだ。手前味噌だけど、かなり目立つことができたと思う。そこでの出会いをきっかけに、たくさんの仕事に繋がったから、すごく大きかったよ。

 

「クリエイターEXPO」に出展したブース

 

感性と論理のバランスが強み。写真から映像までワンストップで手掛ける

 

――いろいろな挑戦があったからこそ、いまの飛躍につながっていったんだね!かっこいい~~~!現在、30名を超えるメンバーを抱える会社に成長し、台湾にもオフィスを構えていますよね。いまは、どんなお仕事をしているのですか???

shuntaro:国内では、写真・映像をワンストップで制作する案件が多いです。企業から直接の場合もあれば、制作会社から依頼が来るパターンもあって、写真と映像の割合は半々ぐらい。写真と映像の両方を請け負える会社って、実はあんまりなくて、プロデューサーやディレクターだけ所属していて、技術職は外注する会社が多いんだよね。でも、うちは多くのパートのスタッフが社内にいるから、ワンストップで請け負えるんだ。

大企業から中小企業まで、クライアントは幅広いんだけど、新しいブランドの立ち上げや、リブランディングのときに依頼してもらうことが多いかな。Webサイトをリニューアルしたり、ブランド全体を作ったりするから、それに伴ってプレスリリースにも使うし、ポスターにも使うし、場合によっては店舗に掲出することもある。いろいろな使われ方をする写真や映像を全部手掛けているよ。

 

showreel 2024 bird and insect

 

shuntaro:台湾については、イギリス留学時代の友達がいっぱいいるから、一緒に仕事したいなと思ってオフィスを作ったんだけど、すぐにコロナ禍になっちゃって中断してたんだ。ようやく去年ぐらいから動き出して、いまはスタッフが一人だけ在籍して、現地の企業や日系企業と仕事をしているよ。あとは、台湾はオンライン講座で学ぶことに熱心な人が多くて、流行っているので、日本式の映像制作のノウハウを伝える講座を作っているんだ。まだ駆け出しだけどね。

――bird and insectならではの強みって、どんなところにあると思いますか?

shuntaro:一番は、建築的な考え方をしているということかな。僕が建築を学んだことが活きているかも。建築をつくるときって、まず諸条件があって、その上で全体を統括するコンセプトやアイデアを考えて、それに従って、さまざまなパラメーターを調整しながら、机上のものを具体に落としていく…という、とても論理的で構築的なプロセスを経て作られていて。

映像の企画を立てるときもまったく同じで、最初に提案する企画のところから、コンセプト、アイデア、そして実現性までを、論理的に組み立てることを大切にしています。もちろん、その後の制作において、各所を調整しながら現実世界で良いものに仕上げていく努力をしていくわけで。当時も今も、そういうところを評価してもらっていると思う。

一方で、建築やデザインは当然感性が大事。メンバー的にも前職がアパレル関係だった人とかも多かったりするので、その辺も含めて、感性と論理、両方のバランスをとって成立させている感じかな。この両立ってなかなか難しくて、論理重視だと面白みに欠けるし、感性重視だと偏り過ぎちゃう。そのバランスを取れるチームってあんまりないから、そこが一番の強みかな。

 

コンセプトやアイデアをもとに、映像の構成を可視化した提案資料

 

――感性と論理を融合するって、どういうこと???具体的な事例があれば教えてくださ~~~い!

shuntaro:例えば、ヘアサロン向けのプロダクトを作っている老舗企業の案件なんだけど、社長が交代するタイミングで実施する60周年の式典で流すブランドムービーを依頼されたんだ。ムービーを見る人のほとんどが美容師さんだし、せっかく今までの企業イメージから一新するタイミングだったので、ただ分かりやすい説明的なムービーにしても心に響かないし、どう変わっていくのかも分かりにくいので、新しさを感じるビジュアルにすることを提案しました。

結果的に、モデルを川と森のあるところに連れていって、美容師さんにも来てもらってそこで撮影した、これまでの企業イメージとは違うビジュアルに仕上げたんだ。美容師さん向けのプロダクトなんだけど、あえて「変わるぞ」というメッセージにフォーカスすることが大事だと思ったし、美容師さんが川縁でモデルさんの髪を切っていたりして、結構良い意味での違和感を入れているでしょ?これまでの式典を見てきた人たちにとっても、今まで見たことない、予想を裏切る映像が流れたらとりあえず見ちゃうし、「何なんだろう?」ってなる。

誰に何を伝えるのか、その手段は何があるのかを論理的に組み立てながらも、“違和感”がないと基本的に人は驚かない。でも、ただの違和感だと、単に「変だな」って思われちゃう。その“違和感”に意味があるんだって気付かせることが重要で、そういった良い形でのノイズみたいなものを創り出すことが感性だと思っています。

 

60th Anniversary Opening Movie for Nakano Seiyaku(2019年)

 

――なるほど~~~!でも、違和感が突飛すぎると理解されにくいだろうし、難しそうだなぁ。

shuntaro:そうだね。経験がない人が映像を編集すると、「A→B→C→D、結論はE」みたいに順序立てて作ってしまいがち。でも、それだと意味は分かるけど面白くないから、並べ替えが大事なんだよね。例えば、最初にEを伝えて、「何の話だろう?」って思わせてから、Aが来ると面白みが出るとか。そして最後にE’がまた来たら、「そういうことだったんだ!」ってなる。驚きがあって、それが最後に腑に落ちるっていう形でコンセプトやアイデアが伝わると、「良い映像だったな」と感じると思うんだ。

――感性にも理由があるってことだね~~~!

shuntaro:そうそう。だから、再現性も重要だと思っています。うちの会社は美大出身者ばかりじゃないし、映像とは関係ない会社から転職してきた人も多いから、入社したときは素人なんだけど、再現性があるかたちで教えることを心掛けているよ。写真も映像も、なぜこの向きで、この角度なのか、なぜこういう光にしているのか、すべてロジカルに説明しているんだ。

 

 

働く醍醐味は「能力が何倍にもなるチーム」の構築。映像の“まわり”に存在する専門性を学びたい

 

――「イメージディレクター」という肩書きで、ディレクター兼プレイヤー、そして会社を率いるリーダーとマルチに活躍されているshuntaroさん、現在どんなところにお仕事のやりがいを感じているのか知りたい!

shuntaro:やりがいは、チームで仕事することかな。もともと会社員になることも、組織に所属することも嫌いだったんだけど、今はチームで仕事するってすごくいいなって、考え方が変わったんだ。経営者の立場でもあるんだけど、いちメンバーとしていろいろな人と写真や映像を作っていく中で、良いチームで仕事をできると、個人の能力値より何倍も高い能力を発揮できて良いものが作れることが嬉しくて。そういうチームを作ることにやりがいを感じているよ。

――チームビルディングで気をつけていることや、大切にしているコミュニケーションはある???

shuntaro:うーん、人とフラットに接することを大切にしてるかな。あまり肩肘張って話したりしないし、誰の意見でもフラットに聞くようにしてます。誰かが言ったことに対して、「なるほど」って一旦受け入れて、全体像の中でそれが有効かどうかを考えるんだ。もし、その意見を採用しなかったとしても、ちゃんとロジックで理由を説明するようにしているよ。

――最近はデジタルの進歩も早くて、AIが作る写真や映像も増えているよね。AIではなく人間ならではのクリエイティブの価値は、これから変わっていくと思う???

shuntaro:AI時代に人間が写真や映像を手掛ける意味は、作り手と鑑賞者が「対等な対話」をできる作品を作れるかどうかだと思います。写真や映像は、作った人の意図や感覚と、それを見た人の心象の両方が揃って、より良い体験になるし、だからこそ同じ作品でも人によって受け取る情報量も、感じ方もまったく違うわけで。

そういう意味では多分、人は作品の奥にいる「人」を見ているという部分があって、AI時代にはその観点がすごくフィーチャーされるんじゃないかな。AIはどうしても「人」として認識しづらいので、「対等な対話」には至らないんじゃないかと思っています。

 

shuntaro:僕らは「リアルをドラマに、ドラマをリアルに」をミッションに掲げているんだけど、僕らがリアルの世界のプロダクトや人々を撮影したりして「ドラマ」性のあるビジュアルやストーリーをまず作り出して、それを受け取った人々が影響を受けて何かアクションを変えていく、ということがないと意味がないと思っていて。それはまさに「対等な対話」ということなんじゃないかと思っているんだ。

もしAIがもっと進化して、AI自体が身体性を帯びるようになったら、そこに個体ごとの個性が生まれてまた話が違うと思うけど、人間ならではの感覚や感性、経験に基づいたクリエイティビティ、それはノイズや揺らぎに近いものかもしれないけど、そうしたことは、まだまだAIには真似できない部分だと思っているよ。

――なるほど~~~!では、質問を変えて、いまの仕事の領域を超えて、広げていきたいと考えている「まわり」はありますか?

shuntaro:一つ目は「音楽」かな。映像のクオリティって音に結構左右されるんだけど、視覚を最も重要な訴求対象としているビジュアルと、耳を訴求対象にしている音や音楽ってかなり違うから、あまりわからないことも多くて。でも、音楽は重要度が高くて面白いし、もっと知りたいと思ってるんだ。

二つ目は「スタイリング」。小物、ファッション、フラワー、フード、ヘアメイク……いろいろなスタイリングがあるんだけど、あらゆるクリエイションって結局最後は、スタイリングに行き着くと思うんだ。音楽でいうとDJがスタイリングに該当するよね。だから、「どうしてそういうセレクトなんだろう?」っていう選ぶ基準のようなものを知りたいし、体系化してみたい。

三つ目は「詩」。もともと持っていた詩集を、最近読み始めるようになったんだけど、詩ってすごく映像的だなと感じるようになったんだよね。言葉から情景が浮かんでくるのが面白いなって。いま、一番気になっている領域かも。

 

――それぞれ、写真と映像、どちらにも深くかかわる領域だよね~~~!じゃあ、最後にshuntaroさんが気になっている「まわりの人」を教えてください!

shuntaro:一人目は、ファッションスタイリストの千野潤也さん。よく一緒に仕事をするんだけど、ブランドのディレクションをしたり、Tシャツを作ったり、メディアを立ち上げたり、すごくアクティブな方なんだ。もちろんスタイリングもすごく素敵なんだけど、常にチャレンジしていて、どんな仕事も面白がってくれる印象で、すごく好きだし、いつも話していて面白いんだ。

二人目は、クリエイティブディレクター兼アートディレクターの左居穣さん。本当にすごいセンスの持ち主で、とにかく永遠に仕事をしてる方。以前、「20代の頃は1時間睡眠でずっと大丈夫だった」って聞いてびっくりしたよ(笑)。最近はさすがにキツくなってきて、3~4時間は寝るようになったらしいんだけど、それでも超ショートスリーパーだよね。これまでの仕事の話を聞いていると、本当に面白い話がいっぱい出てくるから、とても気になっている方の一人です。

三人目は、AI技術をベースにしたクリエイティブエージェンシー「株式会社NOLL」の代表でありプランナーの大橋弦也さん。2023年に楽天ファッションウィークのビジュアルをAIで作って、すごく話題になっていたんだ。ハイクオリティなAIのクリエイティブをつくる会社だから、これからの時代を作りそうな面白い人だよ。

 


 

shuntaroさんの行動力と、新しいことに挑戦し続ける姿勢には、本当に驚かされるよね!終始穏やかで優しい笑顔が印象的だったけど、クールな頭脳と熱い情熱を秘めていて、そこがまた魅力的だったなぁ~。

建築から写真、そして映像の世界へと、常に新しいフィールドを切りひらいてきたshuntaroさん。論理と感性を武器に、依頼に応えるだけじゃなく、自分から積極的に提案し、クライアントの期待を超える価値を創造していく。その姿勢は、私たち電通ライブの仕事にも通じるものがあるよね!

次回はそんなshuntaroさんが気になる「まわり」を、巡っていきます。
楽しみにしててね。それでは、またね!

 

 

取材・編集協力/末吉陽子
撮影/小野奈那子

shuntaro(シュンタロウ)

bird and insect ltd. 代表

1985年、東京生まれ。京都工芸繊維大学で建築・デザインを学び、広告系制作会社を経てフリーランスへ。2013年、University for the Creative Arts で写真の修士号を取得。その後、株式会社bird and insectを立ち上げ、代表取締役を務める。2017年には、日本のファッション写真史の研究で博士号も取得した。

ライブちゃん

電通ライブ所属のインタビュアー/調査員

本名は、「ドキドキ・バックン・ウルルンパ2世」。電通ライブ所属のインタビュアー/調査員。心を動かす、新しい感動体験の「種」を探し求めている。聞き上手。感動すると耳らしきところが伸びて、ドリーミンな色に変色する。