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開館90周年 記念施策
「三井本館1929―2019 Mitsui Main Building 写真・ホンマタカシ」

  • 三井不動産株式会社 
  • July / 21 / 2019
  • 東京日本橋 三井本館/三井タワー

重要文化財「三井本館」が開館90周年、写真家ホンマタカシによる展覧会を開催。 建築と街、建築と人の関係を近くする周年事業。

2019年に開館90周年を迎えた三井本館は、日本近代建築を代表する重要文化財であり、現代の都市においてはごくあたりまえの存在となった「複合オフィスビル」の先駆けともいえる建築物。
本イベントでは、三井本館の歴史を振り返り、建物としての魅力を現代の視点で切り取り編集。空間インスタレーション、特設ウェブサイト開設、雑誌『Casa BTUTUS』の人気企画『ホンマタカシ TOKYO NEWSCAPES』とのタイアップも行い、写真やアーカイブ映像により三井本館を広く披露した。

変わりゆく東京の中で変わらない三井本館に、まさに「光」をあてたイベントとなった。

 

■三井本館、知られざる建設当時の姿を伝えるインスタレーション
合名玄関と呼ばれるオフィスフロアのエントランスと、隣接する日本橋三井タワーのアトリウムで開催された展覧会は、写真家・ホンマタカシ氏の撮影・監修による写真展示企画を主体に構成。ホンマ氏が長年取り組んでいる「カメラオブスキュラ」を用いた写真を含む三井本館の撮り下ろし写真を特大プリントで展示。90年経った今でも現役の銀行として変わらず使用され、普段気軽には入れない吹き抜け大空間をお披露目。建設当時の様子を収めた貴重なアーカイブ(写真と映像)もホンマ氏の手で再撮影・編集され、空間インスタレーションされた。

 

■写真と光と花で、建物自体を装飾し、街と人々の関係をつくる
開館90周年を祝い、三井本館そのものにも装飾。大通り(中央通り)側のファサードに掲出した、構造体むき出しの建設中の作業員集合写真や開館当時の往来の風景写真は、日本橋の街行く人々に、90年前の三井本館と人・街との関わりを感じて頂けた。
建物の周囲は、色とりどりの花により装飾され、夜は古典主義建築の特徴的なオーダーの連続、水平なコーニスを浮かび上がらせる特別なライトアップ(アーティスト高橋匡太氏デザイン)を実施。三井本館が、色鮮やかに浮かび上がるシーンと、街並に連続して馴染むシーンとが時間ごとに繰り返した。

 

■三井本館を現代の視点で「10の断章」として解説
建築史家 倉方俊輔氏による解説、ホンマタカシ氏による写真で構成されたウェブサイトは、三井本館と隣接する三井タワーサイトにアーカイブされており閲覧が可能。
https://www.mitsuitower.jp/mitsuimainbuilding90th/

 

Mito Murakami

Mito Murakami

開館90周年 記念施策
「三井本館1929―2019 Mitsui Main Building 写真・ホンマタカシ」

三井不動産株式会社 

2019年6月8日~7月21日
東京日本橋 三井本館/三井タワー